2回目の大腸内視鏡検査 前日・当日朝の準備と腸内洗浄の状況

前回の検査から約3年が経過していました。

このところ、お腹をくだすことも多く、気にはなっていました。

最低でも2年おきに受けることをご推奨しますと言われて、昨年ハガキはきていたのですが、行けずじまいで、ネットで予約できることもあり、今回は重い腰を持ち上げて予約をして大腸内視鏡検査を受けてきました。



検査前の生活

大腸内視鏡検査は消化器官の検査ですので、もちろん食事に関して注意する必要があります。検査前はどのように過ごしたかをご紹介します。

検査2日前まで

検査2日前までは、検査のために何かをするようなことはなく、通常通り過ごしていました。

食生活や、飲酒なども普段と変わらず、同じようにしていました。

また、仕事も通常通りに行い、忙しい時期も重なり通常より残業が多かったりもしました。

検査前日の夜

検査前日に食事制限があったり、下剤を飲むような方法もありますが、私は院内 モビプレップ法(詳細説明ページはこちら⇒大腸内視鏡検査前の準備は?)であったため、検査前日の夕食は普段と同じ通りにとりました。ただし、少し消化の良いもの、うどんや雑炊を食べました。キノコ類は普段でも、そのままの形で排泄される時もあり、それは食べないように避けました。

また、350ml、1本だけビールを飲んでしまいました。これは病院に聞いたわけでもなく、自分の意思で飲んだので、あくまでも自己責任ですが。

こうして、通常と変わらない夕食はすませて、翌日にそなえて早めに就寝しました。

検査当日の朝

検査当日の朝を迎えました。

さすがに、検査当日の朝は朝食はとってはいけません。

そのため、朝は一杯の水(250ccほど)を飲むだけにして、着替えをして病院に出かけました。

お腹はすいていましたが、久しぶりの大腸内視鏡検査の緊張感もあり、それほど空腹感はありませんでした。

なるべく、しめつけない楽な服装で、家を出ました。

松島クリニックへ通院

病院へ

京浜急行の各駅停車に乗り横浜駅から一駅の戸部駅に降り立ちました。

前回の内痔核、痔ろうの治療終了から約2年半ほど経過しております。

2年ぶりの戸部駅です。

内痔核、痔ろうの通院は松島病院だったので、戸部駅改札を出て右方向でしたが、松島クリニックは戸部駅からは逆方向です。

内痔核の手術・入院中に大腸内視鏡を受けた時に松島クリニックさんへは車で送ってもらいました。

そのため、今回、駅から降りて向かうのは初めてです。

事前に地図は確認していたので、すぐに分かりました。

京浜急行の線路ぞいに歩いて、二車線の道路に出たら右に曲がり、御所山という交差点を渡ればすぐです。かなり前から看板も見えるので分かりやすいです。

受付

病院に入り、すぐに総合受付があります。

そこで、健康保険証、診察券、再検査のお知らせハガキを出して、インターネットから予約した旨を話し、手続きをして頂きます。

ものの5分もしないうちに、名前を呼ばれて、健康保険証は返され、二階で内科検診を案内されました。

内科検診

検査の事前準備のために、問診と尿検査、血液検査を受けました。

まず、問診で、3年ぶりということを聞かれたのと、こちらからは、少し便が緩い時があることをお話ししました。そのほかは特に問題ない旨は話、問診は終了しました。

また、この時、切除できるポリープがあれば、切除を希望しますかと確認されたので、希望することをお伝えしました。

切除した場合は、長くて2週間ほどは出張、旅行や飲酒や激しい運動は控えてもらうようになりますがとのことを確認されましたが、それは致し方ありません。何度もするよりは一度で済ますことができれば、それにこしたことはありません。

そして、問診が終わった後に、尿検査のための採尿をしたのと、血液検査のための採血をしました。

また、内視鏡検査にあたっては、説明書と同意書があり、その内容に同意したことを意思表示するためにサインが必要です。

確率は限りなく0に近いですが、出血や穿孔等が発生することがある旨の注意事項が書かれています。たしかに、器具を内蔵器官に入れるのだから、100%何もありませんということは言えないのだろうなとは思います。人によっても違うでしょうし。

だいたい、事前の問診、検査などは1時間弱で終わりました。

事前処置

さて、事前の検査は終わりましたので、次は事前処置です。

大腸のなかを腸内洗浄液できれいにする処置です。

検査用衣類への着替え

検査できる衣類へまず着替えます

サンダルと、検査着(お尻のところに切れ目があるズボンと、着物のような上着です)を受け取り、ロッカーへ向かいます。

ロッカーで着替えをしてから、鍵をかけて、前処置室と呼ばれているところに行きます。

前処置室

前処置室では、椅子とテーブルがあり、そこで腸内洗浄液を飲み、腸内をきれいにします。

その部屋からは、すぐにトイレに行けるようになっており、特に男女の区別なく空いているところに入ることができます。

ここで、名前や体重などを聞かれ、手に氏名、生年月日、診察券Noなどを書いた輪をはめてもらいます。

洗浄剤による処置 モビプレップ1リットル

私は今回、院内モビプレップ法で、前日は夕食を食べ、モビプレップという薬剤と水を飲む方法での処置となりました。

初回の検査の時は、入院中で前日夕食後下剤を飲んで、当日朝はニフレックを飲んだので今回は初の試みでした。(入院中の大腸内視鏡検査の記事はこちら⇒痛くない大腸内視鏡検査

まずは、モビレップを1リットル渡されて、10分おきに150~180ccぐらい飲んでくださいとのことでした。

モビレップを一口飲んでみました。

味はスポーツドリンクを甘くして、梅のような味がしました。(人によって感じ方が違うかもしれませんが)

決して、不味くて飲めないというものではありませんでした。

一杯目

10分でゆっくりと飲んでくださいと言われていましたが、5分ぐらいで飲みきってしまいました。

まだ、特に便意をもよおす等の変化はありませんでした。

二杯目

一杯目と同じく、ぐびぐびと飲んで、10分の時間をかけずに終わりました。

二杯で20分はかからず10数分で飲み終えて、少し立ち上がったり、歩いたりしましたが、まだまだトイレに行っても出そうにはありません。

三杯目

三杯目となると、約400cc飲んだあとなので、だんだんと飲みたくなくなってきました。

それでも、がんばって飲みました。私自身、量を多く飲むことは苦痛に感じないタイプなので、とりあえず、ぐびぐびと飲んでいました。(普段、飲み物を多く飲まない方にとっては苦痛かもしれません)

そろそろ、トイレに行ってみようと思い。トイレに行きました。

思い出しました。トイレの便座は表カバーがなく独特です。すぐにできるようになっています。

出ました

が、まだまだ少し固形のものもあり、検査を受ける段階まではいきません

四杯目

このころになると、飲むのが少し苦痛に感じてきました。

約700cc飲んでいることになります。

トイレに行くと、泥状から水のようになりカスが少しある程度になってきました。

そして、この頃になるとひどい下痢症状の時にように水のように出ます。

周りにいた方は、三~四杯飲んだだけでは、全然出ないと言ってましたので、人によって差があるのだなと思いました。

五杯目

この頃になると、飲まないと検査が受けられないという使命感というか義務感で飲んでいました。

最初はよかった甘みや梅っぽい味が、すこしイヤになってきていました。

この段階になると、トイレでも、気持ちよいほど、シャーシャーと勢いよく出ます。

だいぶカスも少なくなってきており、少し濃い黄色といったところまできました。

六杯目

最後の一杯です。

これは、もう一気にのみほしました。

時間にして、1リットルを50分ほどで飲みました。

この頃になると、もう水状態となり、まだ色が黄色いかなと気になる程度になりました。

洗浄剤による処置 水 500ミリリットル

次に、水を500ミリリットルです。

前回のニフレックとは違い、モビプレップは飲んだ量の半分の水(お茶でもよいらしい)を飲まなければいけないようです。

ミネラルウォーター(550ミリリットル)のペットボトルを頂き、それをグビグビと飲んでいました。

あの甘い、梅っぽい味のモビプレップの後では、何と水のおいしいことか

これは、口直しにちょうどよく、難なく飲み干しました。

この頃にトイレに行くと、カスもほぼなく、水状態で、まだ黄色が少し濃いぐらいの状態になっていました。

最後にモビプレップ 200ミリリットルと水100ミリリットル

最後の仕上げです、モビプレップ200ミリリットルと水100ミリリットルです。

一気にぐびぐび飲んで、トイレに2回ほど行きました。

もうほぼ水です

まだこの時点でも黄色は強かったのですが、固形物、カスは一切ありませんでした。

モビプレップ1.2リットル、水0.7リットルで約1時間半、トイレ10回でほぼ水状態となり、事前処置は終了しました。

これで、内視鏡検査のフロアに行き、最終の便状態を確認してオッケーがでれば、検査となる状態になりました。



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