肛門周囲膿瘍 緊急の切開排膿手術と二日間の入院

肛門の超音波検査(エコー検査)で、肛門周囲膿瘍と診断されて、その当日での切開、排膿手術となりました。

朝8時に病院に行き、お昼前には手術、2日間の入院となり、病室で点滴を打ちながら、手術の順番を待っていました。

そして、その時はきました。



手術

「先生に呼ばれました」

「手術の準備ができましたので、手術室へ移動をお願いします」

看護士さんから声をかけられました。

点滴を押しながら、エレベーターに乗り込みます。

そして2階の手術室へ向かいます。

まずは、手術室に入ると、待機用のベッドで、さらに別の点滴を受けます。

点滴は抗生剤のようで、だいたい10分ほど経過したしょうか

呼ばれて、手術台のある部屋へ歩いて行きます。

手術室に入るのも、これから受ける腰椎麻酔を受けるのも、ここ四ヶ月間で三回目です。

(一回目の手術は内痔核根治手術 、二回目の手術は内痔核根治手術後6日目の大量出血と緊急手術 となります)

これほど、短い期間に三回も肛門系の手術を受けること自体、二度とないだろうなと思いながら、手術台の上に横になりました。

まずは、腰椎麻酔です。

もちろん、これも三回目です。

初回のような恐怖はもうありません。

痛さもだいたい分かっており、もう恐れるものは何もありませんでした。

背中を丸めて、子供のころにした体育座りのように足を抱えます。

少し鈍痛のようなものがありますが、飛びぬけて痛いことはありません。

麻酔を打つために、周辺に麻酔をうち、最後に腰椎麻酔をしますが、今回も何のトラブルも著しい苦痛もなく、すんなりと終わりました。

うつぶせになり、お尻の部分にものをあてて、「何か感じますか」と麻酔の効き具合を確認します。

もう感覚がないことを話して、しばらくして手術が開始となります。

看護師の方が、「ご気分大丈夫ですか」などといろいろと声をかけて頂き、リラックスして、安心して手術中は過ごせます。

もちろん、麻酔がきいていますので、全く痛くはありません。

ただ、何かさわっているかなの感覚ぐらいで、何も考えず、ただただ時間が経過していくのを、何も考えずに待つだけです。

時間がどれほど経過したのか分かりませんが、たぶん15分から20分ぐらいだと思います。

「はい、無事終了しましたよ、お疲れ様でした」とドクターから声をかけられました。

「肛門からの穴が陰のうまで到達していて、すぐに見つけることができたので、ゴムを通してありますよ」

「問題なく、順調に経過すれば、これ以上は追加で手術をしなくても大丈夫ですよ」

と説明して頂けました。

まず、肛門周囲膿瘍の膿を取り除いてから、あとで痔ろうになった状態でさらに手術が必要になると聞いていたので、これ一回で済んで良かったと思いました。

そしてストレッチャーて、ガラガラと押されて手術室をあとにしました。

とりあえず何事もなく無事に終わり良かった、ホッと一息です。

腰椎麻酔後の安静

ストレッチャーで病室まで搬送されて、戻ってきました。

腰から下はまだまだ麻酔が効いていますので、動かすことができない状態です。

身動きができないこの感覚は妙に懐かしく、そして慣れたものです。

それでも、緊張して疲れいたのでしょうか、少し睡魔がでてきました。

時間も16時ほどになり、病室の窓からは夕暮れとなっていました。

水を飲めるのは、4時間後です

しばらくはベッドの上で横になっている安静にしているだけです。

腰から下の感覚は、もちろん全くない状態です。

いつしかうとうとと眠りについていました。

これで麻酔が切れたら痛くなるのか、またなかなかおしっこ出ないかなと少し心配ではありましたが、朝早くからの診察、検査、手術と、夕方になっていたので疲れからか、すぐに眠ることができました。

手術が終わり、3時間ほど経過したところで、看護師さんが来られました。

おしっこがどれくらいたまっているか調べるとのことで、エコーをお腹にあてて調べて頂きました。

「しびんでお小水出るかを試してください」とのことで、おしっこしようと試みました。

やはり腰椎麻酔のあとです。すぐにはなかなかおしっこが出ません。

一回目の手術の時は、相当苦労しましたが、二回目の緊急手術の時はカテーテルなしでしびんに相当に苦労することは無く出ました。

今回もあせらず、気長にしようとしていたら、しばらくしたところで出ました。

なれなのでしょうか。それともカテーテルをしない方がいいのかは、分かりません。

慣れというわけでもないとは思います。

一番の心配ごとのおしっこも無事にすることができて、水も飲めるようになりましたが、まだ横になったまま安静です

そんなことをしているうちに、夜9時となり、消灯時間となりました。

麻酔がそろそれ切れてくるころですが、痛みもほとんど無く、眠りにつくことができました。



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