帰宅直後は、まだ痛みはあり、歩くこと、座ることは痛みを伴い、ほとんど横になっている状態でした。
そして、自宅に戻って初めての夜を過ごしました。熟睡とまではいきませんが、処方してもらった鎮痛剤を飲みながら、何とか眠りにつくことができました。
しばらく自宅療養をしてから、会社へ復帰しなくてはいけません。
決して一筋縄にはいかない自宅療養でしたが、会社復帰までの状態をご紹介します。
退院翌日 自宅療養1日目 手術後11日目
退院、帰宅から一夜明けて自宅療養の1日目です。
お尻の痛みは、ズンズンと響くようなという表現がいいのかは分かりませんが、常に鈍痛がしているような状態です。
もちろん、出歩いたりすることはありませんし、しようとも思いません。
ふとんに横になって安静にしています。
家では病院でしていた座浴はもうできません。
トイレに座っても、痛みとあまりいきんではいけないと思い、力はいれずにいます。
そして、トイレから出ると、すぐに浴室にいって、シャワーをかけましたが、それがまた痛い。
そのため、浴槽にお尻がつけられる程度にお湯をはり、入ります
やはり、暖かいお湯につけると、痛みがやわらぎます。
まだまだ、駅まで行き、電車に乗って、会社まで行くのはできそうにありません。
いずれにしても、安静にして、痛みにじっと耐えているしかなさそうです。
自宅療養2日目 手術後12日目
手術後から12日が経過しました。
それでも、痛みは劇的に改善するわけでもなく、鎮痛薬によってなんとか平静を保っていました。
それにしても、なぜここまで痛いのだろうか
内痔核3つに、肛門ポリープ1つ
できていたところにも影響があるのでしょうか、まだまだ痛みは一向におさまりません。
また、家に帰ってきてはみたものの、座るには全て痛みが伴うことは明白でしたので、円座を買わなくてはいけないと思い、楽天にて円座を探しました
布タイプで、真ん中が穴が開いているものもみましたが、家で使うのと、会社でも使いたいことから、コンパクトに持ち運べるものがよいと思い探していました。
そして、以下の円座、エアークッションを注文しました。
こちらは、空気を入れるタイプで、空気を抜けば、コンパクトに
たためることもあり、持ち運び便利だろうと思い購入しました。
【送料無料】エアークッション No.3U型★円座クッションとしても首あてとしても(4581)★【ダンロップの円座クッション】10P05Dec15 価格:3,780円 |
そしてもうひとつは、もう少し大きめで、頑丈なタイプ
昔の水枕のような素材のやはり同じくダンロップの商品です
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あとは、いずれにしても、今の一番の難関はトイレです
入院中は座浴によって、お尻を暖めていた状態で、一緒に用をたしていたのですが、家ではそうはいきません。
また、ウォッシュレットは刺激が強いので使ってはいけないと言われていました。
トイレに行って、すぐに風呂場、そして少しお湯をはり、お尻をつける
ひとつのパターンとなりました。
そんなトイレですが、昨日から引き続き、それほど量を排泄できていない状態でした。
そして、この状態が翌日の手術後の診察で、惨劇を繰り広げるとはこの時点では、思いもしていませんでした
退院後初通院 自宅療養3日目 手術後13日目
退院3日後のこの日は、あらかじめ決められていた、退院後検診となりました。
まだまだ痛みは、ピークで、歩いていてもずきずき、じっとしていてもずきずきとしていて、通院するのも大変な状態でした。
みかねた嫁さんが同行してくれて、病院まで行きました。
ゆっくりと、よちよちとした足取りで駅を歩き、横浜駅でも、エレベータを使用して、京浜急行のホームまでたどりつきました。
電車でも、席は空いてましたが、痛くて座ることはできません。
立っていて痛いのですが、座っている時の痛みに比べたら、まだマシな状態です。
京浜急行の戸部駅に着いても、ホームからはエレベータを使い、改札のあるフロアまで下がります。
そして、ゆっくりとした足取りで、松島病院に到着しました。
退院してから、4日ぶりの松島病院です。
入院していたので、もう慣れっこです。平日ということもあり、土曜日のような混雑はなかったのですが、それでも混んではいます。
診察室に入り、何か変わりないか聞かれましたので、お通じが少しよくないことをお話ししました。
そして、内診です。
お尻に肛門鏡を入れて、「ちょっと痛いよ」で開かれます。
ちょっとどころではありません。
「痛、痛、痛たた」
と思わず声が出ます。
この痛みで、ジンジン痛むような痛みは感じなくなりました。
いずれにしても、排便が少ないということで、レントゲンをとるように指示をうけ、やはり便がたまっているということで、処置室にいきました。
処置室には便座がついた簡易式のトイレがおいてありました。
そして、そこで浣腸をされました。
しばらく経過してから、その便座にまたがり排便をします。
あまり出ません。
しばらく、こころみて、だいぶ出たので、そろそろ大丈夫かなというところで処置室を出ました。
私としては出た感があまりなかったのですが、時間も30分近く経過していたので、処置は終了となりました。
浣腸をしたので、念のためオムツをしていた方が良いとのことでしたので、嫁さんに入院フロアの売店に行き、オムツを購入してもらい、つけました。
後は会計待ちです。
念のため、会計待ちの間もトイレに行きましたが、なかなか出ません。
もう大丈夫なのかなと思いトイレから出て、会計は済ませました。
これで、帰宅できますが、再度、トイレに寄りました。
しかし、出ません。
さすがにもう出ないだろうと思い、病院の外に出て調剤薬局へ行きます。
そして処方された軟便剤と鎮痛薬を購入して帰路につきました。
「これで家に帰って、今日はゆっくりしよう」
と思ったのもつかの間、100mほど歩いたところで、急に便意をもよおしました。
これはまずいと思い、すぐに病院に戻ろうとしましたが、2~3歩いたその時です
自分の意思とは無関係に、出てしまいました。
もう止めることはできません
浣腸の効果がいまでています
もうこうなったら仕方ありません、病院に戻り、再度トイレにかけ込みます。
全て出てしまい、もうこれ以上は出ません。
とりあえず、やれやれといったところで、お尻は仕方なく、ウォッシュレットの一番弱い設定にして、洗い、パンツをはいて引き上げます。
ほとんどが出て、すっきりはしましたが、随分浣腸が効いてきたのが遅かったです。
1時間以上経過していましたが、油断せずにオムツをしていたのは幸いです。
この時だけは、痛みは忘れていました。
そして、帰路につきました。
電車で移動しましたが、まわりの人は、まさか私がオムツの中にですが、漏らしたとは誰も思っていないだろうなと考えつつ、歩いていました。
大変な1日でしたが、何とか過ごすことができました。
あの一時だけは、多少痛みも忘れていましたが、またジンジンとした痛みはぶり返してきました。
自宅療養4日目 手術後14日目
前日は、浣腸によって出し尽くしたために、トイレに行ってもあまり出ません。
痛みもまだまだあり、歩くのはよちよち、座るのもままならない状態でした。
退院後の診察が終わったら会社に出勤しようかとも思っていたのですが、さすがに無理だろうと思い、予定通り休むようにしていました。
今日は、前々日注文した、ダンロップの円座が届きました。
空気を入れて、早速ソファで使ってみます。
確かに、直に椅子や床に座った時のような痛みはありません。
真ん中に穴が開いているので、当たり前ですが、お尻の肛門部分には触れませんので、痛くありません。
円座とはよくできています。
それにしても、今回改めて知ったことは、ダンロップはタイヤやゴルフ用品のイメージがあったのですが、ゴム製品を応用したヘルスケア製品を扱っていたことが意外な発見でした。
自宅療養5日目 手術後15日目
あいかわらず、トイレに入った後は痛く、すぐそのあとはお風呂に入るといったパターンを繰り返していました。
トイレの後の痛みも、お風呂に入って、暖まれば一瞬で痛みもやわらぎます。
よく、痔の手術の後、痛くて仕方がない場合は、お風呂の中で、お通じをしてしまえば、痛くないという話を聞いたことがあります。
まだ、あえてそれを実践しようとは思いませんでしたが、ひょんなことから実践してしまうことになりました。
この日はトイレの後ではありませんが、じんじんと痛みがあったので、お風呂に入って暖まっていました。
暖かいと痛みもやわらぎ、ほっとした瞬間でした。
その時、便意ではなかったのですが、おならをしようとしていきんだところ、出てしまいました。
そう、お風呂のなかで、してしまったのです。
そこで、もうとめても仕方がないと、変な悟りがあり、そこそこの量をしてしまいました。
湯船は、出したものが浮いていたり、形が崩れて沈んでいたりもしました。
洗面器ですくって、排水溝に流します。
そして、お湯を抜いて、浴槽用洗剤でよく洗いました。
しかし、この時、感じたのが、全く痛くなく、爽快な気分で、さっぱりしました。
これほど、スムースに用をたしたのは、手術後初めてです。
何か、これがきっかけで、すっきりしたような気分です。
不快な話で申し訳ありませんでした。
自宅療養6日目 手術後16日目
手術をしてから16日が経過しました。
まだ鎮痛薬は飲んでいますが、だいぶ痛みは少なくはなってきました。
自宅療養も今日で最後です
明日からは会社へ行く予定となっております。
痛みが少なくなってきたとはいえ、まだまだ歩くのにも痛いですし、座るのも痛いです。
購入した円座を持っていき、しばらくはそれでしのぐしかありません。
入院13日、自宅療養 6日
の計19日間(土日祝も入れて)は会社を休んでいました。
その間は、土日祝が5日ほどあるので、休暇日数は14日ほどでした。
痛みはありますが、何とか会社にも行けそうな状態ではあります
またお尻には、女性の生理用ナプキンをあてていきます。
もう血はでませんが、多少拈出される液もあるからです。
手術後16日での会社復帰です。
もしかしたら、人より長いかもしれませんが、このくらいの期間は見込んでおいた方が良いかと思います。
これから通常の生活を送りながら、術後のケアをしていきます。