痔の誤った治療と放置そして悪化した症状

短期間では、湯の花の塗布、日光浴、ヘルペス用軟膏の塗布、長期間にわたって、長時間のトイレ、長時間の温水洗浄便座の使用、そして消毒用エタノールのふきつけ。

そして病院にも行かず、市販の痔の薬も使用せず、時だけが経過していき、肛門の状態は徐々に悪化していきました。

私の行ったことは、痔の治し方ではありません

もちろん治療ではなく、痔を悪化させる行為です



肛門付近の出っ張りが増える

最初に、ちょっとした出っ張りに気付いた時から2~3年の間に、出っ張りが増えていきました。

まだこの頃は、肛門の付近に2~3個、手で触れると、明らかにまわりとは違う、不自然なぷっくりと出っ張ったものができていました。

それを、つまんだりしても痛くはありません。

皮膚がのびたような感覚で、今あらためて考えてみると、この時期にできていたのは肛門ポリープではなかったのかと思われます。

今となっては分かりませんが、できた肛門ポリープに、誤った処置をし続けて内痔核となり、それがさらに悪化したのではと思います。

脱肛 粘膜部分の露出

そして、さらに2~3年が経過して、初めて出っ張りを発見してから、5~6年目を迎えました。

出っ張りが増えてから、さらにトイレでの温水洗浄便座の使用時間は増加して、消毒用エタノールの塗布は拍車をかけて、増えていきました。

この頃になると、肛門の形は変わり、何か内側からめくれているようになり、粘膜部分が露出した状態になっていました。

これは脱肛と呼ぶべき状態です。

この状態になると、肛門付近が湿った状態となり、下着に粘液がついたり、それがさらにしみだしてきて、下着からズボンまで濡れて、座っているイスや座布団にもうっすらつくような時もある状態になってきました。

色の薄いスーツなどきていると、ちょうど肛門部分に、おもらししたようなシミになってしまうような状態になっていました。

出血

粘膜部分がみられる状態になっても、まだ病院には行かずに過ごしていました。

そしてさらに2~3年経過して、初めて出っ張りを発見してから、10年近く経過していました。

それでも、トイレでの温水洗浄便座の使用は同じように長く、消毒用エタノールの塗布も継続していました。

この頃になると、たまに便器の水を薄赤く染まるような出血が目立つようになってきました。

また、トイレットペーパーをあてると、ペーパー部分を赤く染めるような出血も時折みられることもありました。

そして、日常生活でも、粘液と少量の出血が混じった状態で下着を汚すような時もあり、明らかに改善しているとは言い難い状況になっていきました。

このような状態になっても、まだ病院に行かず過ごしていたことが、なぜそこまで行かないでいたのかが今でも不思議でなりません。

もう、この状態で、病院に行っても手術はまぬがれないでしょうが、もっと前の段階で行けば、手術はしないで済んだかもしれません。

しかしこの状態で、突き進んできてしまった以上、後の祭りです

見た目はひどいが痛くない

粘膜が肛門の外に出ている、出血が多くある

これだけ聞くと、さぞかし痛いだろうと想像するかたはいらっしゃるかもしれません

しかし、いくら粘膜が出ていたとしても、全く痛くありません

これが内痔核の特徴のひとつで、肛門の内側の直腸粘膜の組織には知覚神経が通っていないので、肛門内側にできるいぼ痔、いわゆる内痔核は痛みを感じないようです。

痛くなく、出血もしていないと、どうしても病院へ行くのを二の足をふんでしまう要因でもあるかもしれません。

痛くなくても、悪化している内痔核は、生活習慣の改善だけではどうすることもできません。

また、私のように誤った治療、治療と呼べませんので対処と記載しますが、誤った対処で、肛門を痛めつけた結果です。

やってはいけないことばかりを行って、なってしまった結果です。

これらをみて、分かるのは、治し方ではなく、これをやってはいけいないことです。

痔でお悩みの方、是非、これをみて同じことだけはしないでください

(まさか、こんなことをする方はいらっしゃらないとは思いますが)



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