初めての肛門科 そこでの診断結果は?

病院へ行かなければと決心して、情報収集をして、受診しようと決めた松島病院。

ネットから問診票は入力しておき、もう行くだけの状態にしていました。

そして、幸いなことに松島病院は土曜日もやっているとのことで、まず最初はあえて土曜日に受診することを決めました。

土曜日は混みあうことは、病院のホームページでも書かれておりますが、あえて有給休暇をとらずに、会社が休日である土曜日にしました。



初通院するまでの心境

まず思っていたことが、自分自身の肛門にできているのは、本当に痔なんだろうか。

もしかしたら、別の病気ではないか

まさか感染性のある病気なのか

といった、本当に痔なのかということでした。

それと、ここまでひどくなるまで、なぜ放っておいたのかと怒られやしないか

(実際、怒られることはなかったことと、自分のした誤った対処は話してはいませんが……..)

そして、もうひとつは、漠然と思っていたこと

それは、手術です

痔なのかどうかと考えているのに手術だとは、おかしい話ですが、頭の中では「手術」→「痛い」「つらい」という発想がありました。

実際、どんな病気で、どんな症状で、どんな手術をするのか、ましてや手術するのかどうかでさえ、分からない状態で、おかしな話ですが、脳裏からは離れませんでした。

そんなことを考えていて、通院しようと決めた土曜日の当日の朝を迎えました。

病院までの道のり

幸いなことに私の住んでいる場所からも、通院するにもちょうどよい場所と、もちろん肛門、痔に関しては名医ということで、もう迷うことなく行くことを決めた松島病院。

事前にグーグルマップで駅からの道順を調べてからでかけました。

横浜駅で京急本線に乗り換えて、1駅である戸部駅。

急行は停車しないので、各駅停車がくるのを待って、乗りかえて時間にして2~3分だけの乗車であっという間に到着しました

今まで一度も降りたことのない、初めての駅です。

3つほどの自動改札を出ると、国道1号線となります。

改札を出たら右に曲がり、歩いていると、横浜みなとみらいのランドマークタワーがすぐ近くに見えます。

横浜駅から一駅ですが、繁華街ではなく、住宅街です。

着実に一歩、一歩歩いて、病院を目指して、グーグルマップでみたとおりの建物の前に着きました。

初診の受付と待合室

もうここまできたのなら、不安や心配があっても、もう引き下がることはできません。

病院の自動ドア―をくぐり、中に入りました。

初めての印象は、建物内は明るくて、きれいで、昔からある病院にありがちな暗さは全くありませんでした。

まずは、玄関口で履いていた靴を預けて、スリッパを受け取るカウンターがあり、そこでスリッパに履き替えて中に入ります。

1階で受付のカウンターがあり、初診受付のところに保険証を提出して、受付を済ませました。

受付後、カウンターのすぐ横の部屋で簡単な問診がありました。

私の場合は、事前にネットから問診票に入力をしておきましたので、スムーズに終わりました。

診察用のクリアケースを受け取り、二階に階段で上がりました。

診察の受付時間の8時30分に着くように行きました、もう二階の待合室は人であふれんばかりの状態でした。

混みあっていることは、事前に分かっていましたが、まさかこれほどとは

老若男女問わず 男性、女性ともいろいろな年代の方がいらっしゃいます

みんな同じように、肛門の疾患をかかえているんだ

それにしても、これほどの人数がいることは驚きでした

また、席のいたるところに、真ん中に穴の開いた円座と呼ばれるクッションがあるのは、肛門科独特だなと感じました

そして、二階の診察受付に、クリアーケースを提出して、診察を待ちました。

ついに診察そして診断結果は手術

診察室は7つほどあり、順番が近くなると、診察室の前にきてくださいとアナウンスがあります。

もうここまでくると、もう無心です。

怖い、痛い、心配、不安というものは超えて、あとはもう身をまかせるだけという心情です。

1時間か1時間半ぐらい待ったでしょうか

私も、診察室の前に行くようアナウンスがありました。

そしてさらに15分ほど経過しました

そして、ついに呼ばれて診察室の中に入りました。

診察室内は独特で、長い診察台があり、その診察台をカウンターのようにドクターがいます。

看護士さんに促されて、長い診察台に横向きに寝転んで、ズボンをおろして、おしりを突出します。

もう、特に恥ずかしい、怖い、不安だという気持ちはいっさい吹き飛んでいました。

ドクターが診察してくれています

肛門を触られてはいますが、痛くもなく、診断をあおぎます。

そして、ついにドクターの口から、診断結果が告げられました

「内痔核 3度、それと肛門ポリープがあるね」

「手術 必要ですね」

その時は、「はい」としか答えられず、あっけにとられているような状態でした。

そして、内痔核の簡単な説明をして頂き、その時は、ほとんど私の頭の中には、手術という二文字だけが大きく残って、説明はあまり頭に入っておりませんでした。

診察から診断まで、その時間は5分ほどだったようにも思えます。

そして、診察室を後にしました。

手術必要の診断後の手続き

手術の診断を受けた後は、入院、手術専用の説明や予約をするカウンターがあり、そちらで話を伺います。

さすがに、毎日、大量の患者さんがこられる病院ですので、システマチックにことが運びます。

私の方も、手術ではないかと薄々感じてはいましたが、いざ手術となると、日程を予約するなどすぐにはできませんでした。

もちろん、手術となると、週末の休みの間だけとはいかず、会社も休まなくてはなりません。

また医療費のこともあります。

まずは内容の説明を受けて、仮の日程で予約をさせて頂きました。

その時は、まだ会社の休暇の調整をしますのでということはお話して、また変更をお願いすることも相談しました。

変更するのであれば、電話で連絡してもらえばよいとのことで、その日は仮の日程での予約だけさせてもらい、手術前の検査用の採血もうけました。

今後の予定としては、入院日を確定させることと、今回受けた採血の結果をもとに診断、また入院前の検査のために1日通院することとなりました。

大腸内視鏡検査の予約

手術の診断とは別に、さらに大腸内視鏡検査もあわせて勧められました。

手術と同時に大腸内視鏡検査は実施するのは、よくあることだと、事前のネットでの情報は得ておりました。

また健康診断で便潜血陽性反応がでておりましたので、内痔核による出血だろうとは分かってはおりましたが、それだけでは確証がありません。

自分からもお願いはしたかったのですが、ちょうどお勧めもあり、入院翌日に大腸内視鏡検査を実施する予約することにしました。

大腸内視鏡検査だけ単体で予約できるそうですが、それでは数か月待ちになるとのことで、手術・入院とあわせた予約をすれば、その時にできるとのことでした。

大腸内視鏡検査は言葉では聞いたことがありますが、内痔核の手術と同様に初めての体験となります。

カメラを肛門から挿入して、大腸の中を進んでいく

いったいどんな感覚なんだろうか

もう想像すらできないです

それでも、大腸の状態を確認するためには必要な検査です。

今は予約して、その時を待つしかありません。

不安、おそれ、いろいろな感情を抱きつつも、手術と同時に予約申込みはできました。

一通りの診察、説明、予約、検査を終えて、1階の精算の窓口で精算を済ませます。

また、出血が激しいので、処方箋をもらい、病院の前の薬局で薬をもらいます。

あっと言う間の診察、手術の診断結果、予約、採血といった一連を過ごしましたが、まだ自分の気持ちの整理はついていませんでした。

それでも、少しすっきりとした感覚はあり、家路につきました。



シェアする

フォローする