緊急手術から退院までの経過

昨晩の緊急手術から、一晩明けて、朝となりました。

慣れたというわけではありませんが、初めて受けた手術の時に比べたら、二度目の体験なので、前と変わったことも無く、未知の体験での怖さはありませんでした。



入院10日目(手術後7日目) 緊急手術の翌日

前の晩に発生した大量出血、緊急手術を終え、一夜明けました。

夜はぐっすりでは無いのですが、何とか眠ることはできましたが、朝は早く6時前には目を覚ましていました。

おしっこは夜の時点でしびんにはできていましたので、ゆっくりと起き上がりトイレに行きます。

力ないながらも、何とかおしっこが出ました。

最初の初めての手術時は、術後に管を外してからはおしっこが出なくて、出なくて困っていましたが、今回は最初から管は入れずに大丈夫でした。

管を入れるとかえって、その後、逆に出にくくなるのか、それとも今回たまたまだったのかは分かりません。

そして、この日の午前中にまた回診があり、もともと明日退院でと話していたのは、もちろん無しで、様子をみましょうかということになりました。

痛みは変わりなく、緊急手術をして、痛みは増すでもなく、減るでもなく、コンスタントに痛い状態は続いておりました。

手術自体は、止血することが目的なので、それほど現状の痛みには影響がないといったところでしょうか。

診察したり、横になってうとうとと休んでいたりしたら、あっという間に午前中は過ぎて、お昼になりました。

昼食は通常通りに解禁で、お腹が減っていたこともあり、おいしく頂きました。(もちろん、痛みがあるので、ベッドの上であぐらをかいたりはしんどいので、横になりながらの行儀の悪い食事です)

そして、お風呂も入って大丈夫とのことでしたので、早速お風呂に入りに行きました。

本当にお風呂に入ると、痛みがやわらぎます。

至福のときです

お風呂に入ってリラックスして、午後はゆっくり過ごしていました。

鎮痛剤を飲んで、うとうとしたり、短い間だけテレビを見たりと、していると、あっという間に時間は過ぎていきます。

夕飯の時間をむかえ、同じように横になった状態で食事をします。

入院をしていると、寝転んでいるだけですが、お腹は減ります。

食事が入院中の楽しみのひとつになってきます。

食事を終えると、消灯時間まで、テレビをみたり、ラジオを聞いたりして過ごします。

こうしていると、緊急手術を昨晩したことすら、はるか遠い昔のように感じてしまいました。

そして、昨晩の大出血、緊急手術後、初めての座浴をしました。

大出血はこの座浴から始まりましたが、一度出血をしてしまったので、とりあえず心配はないだろうとは思っていましたが、座って、あまりイキまないようにしました。

なぜか、この時の座浴では、そこそこの量の排便がありました。

内痔核根治手術をしてから初めて、まとまった量があったなという感触でした。

痛みはあいかわらずですが、緊急手術の翌日は何事もなく過ごすことが出来ました。

入院11日目(手術後8日目)

入院して10日も過ぎると、入院生活も慣れてきます。

10日以上入院するとは、長いように感じますが、いざ入院して過ぎてしまうと、すぐに日数が経過してしまいます。

曜日感覚もだんたんとなくなってきていて、平日や土日の区別もつかないで、テレビをみて、気づかされるぐらいです。

それと、痛みは相変わらずです

じっとしている分には、痛みも少なくなってきてはいますが、歩くとやはり痛いのは変わらずです

そのため、歩幅は短めにして、ゆっくりと歩くようにしています。

眠る時も、あおむけに寝るとお尻に圧力がかかって痛いので、横向きになって、眠るようことがほとんどでした。

この日の診察では、退院予定は明後日にしましょうかということで、ドクターから話を頂いていました。

今日の晩、明日の晩が過ぎれば退院

あまり実感がないのですが、この痛みでは歩くのも大変だというのと、座浴でしか排便がしたことがないことで、大丈夫かということが不安として頭にはありますが、退院するところまできたかという実感がひしひしとわいてきました。

入院12日目(手術後9日目)

入院もここまでくると、毎日が食事の時間を軸としてルーティン化して、過ぎていきます。

退院予定日は明日で、日中過ごして、入院最後の晩となります。

目下のところ、痛みはまだまだあります。

手術後の2~3日のピーク時を100としたら、寝転んでいる状態では10ぐらい、歩いている状態では50~60ぐらいの感覚でしょうか

まだまだ鎮痛剤のお世話になっています。

入院最後の日も、何か変わったことをすることもなく、今まで同じように、食事、座浴、お風呂に入り、安静にしているだけです。

このころになると、痛み以外は特に変わったこともなく、安静にして時間が経過していくのみです。

入院最終日、最後の晩は、夕飯にはお祝い膳といって、いつもと違うメニューの夕食となります。夕飯にいっしょについていたドラヤキがおいしかったことが記憶に残っています。

入院13日目(手術後10日目)退院

ついに退院の日となりました。

退院前の診察で、外来用の診察室前に集まりました。

この日は休日で、診察は休みで、平日と土曜はいつも人でごった返している診察室の待合室はがらがらでした。

退院日ではありますが、まだ痛みはあり、普通の椅子に座ることもままならない状態でしたので、待合室では円座があるいすに座って診察を受けました

特に異常はないという状態で、退院の事務手続きをすることになりました。

退院とともに、薬を処方して頂きましたが、軟便剤と鎮痛剤は希望して処方してもらいました。

朝いちから、嫁が迎えにきてくれていて、病院のベッドのまわりの荷物も片付け、ナースルームに挨拶をして、会計も無事済ませ病院を後にしました。

13日ぶりの外です

やはりお尻が痛く、駅までの歩く速度はいつもの半分以下です

また階段の上り下りもずきずきして、歩くのも困難です。

駅のエレベータを借りて、ホームまではたどり着きました

この時ほど、駅のエレベータがありがたいと感じた時はありませんでした。

家に帰り、家のふとんで横になります。

やっぱり、家のふとんはゆっくりできます。

まだまだ、痛みはあります。

トイレや、普段の生活は大丈夫なのだろうか

不安もありますが、祝退院、退院後の生活のスタートです。



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