痛みもなく、生活にも支障はなく数日が過ぎていました。
しかしながら症状はゆるやかに、かつ確実に悪化していきました。
出血とナプキンの復活
しこりと違和感を感じた翌日の朝のことでした。
朝トイレの時の便器の中の水は、赤色に染まっていました。
赤く染まっているといっても、内痔核根治手術前に染まっていた赤とは違い、透明な水がほんの少し赤く染まっている程度のものでした。
出血は一過性のもので、その後、ポタポタと流れ落ちるでもなく、出血は止まっているようです。
術後の症状が安定してから、久しぶりの出血でした。
しかしながら、少量とはいえ、出血は出血です。
何らかの要因があってのことですので、あなどれません。
また、そこから数日を過ごしていたのですが、下着のお尻の部分は、ほんの少し、一筋だけですが、出血によって汚れていました。
これは普通の状態ではないなと感じて、またナプキンを復活させました。
つけていたナプキンは、そこそこの量の出血か赤茶色の浸出液かの見分けはつきませんが、幅1センチほど、長さが3~4センチの一筋のよごれがついていました。
痛みは無いがしこりを押すと出血する
あいかわらず、しこりはそのままです。
そして、押すと、空気が抜けるような感じがあり、さらに一緒に出血します。
明らかに、穴があいているのではないかと、自分でもうすうす分かっていました。
でも、痔瘻(痔ろう)や肛門周囲膿瘍ではないだろうと、認めなくない自分がきっと違うだろうと思いこませていたのかもしれません。
ひとつだけ腑に落ちないのは、痛みが無いというとろろでした。
また、御風呂に入った時に、しこりを軽く押してみました。
出血は、微量というわけではなく、御風呂の洗い場の床をうす赤く染めるほどの量はありました。
何と表現していいか迷いますが、押すとスーと肛門の方から空気が抜けるような感覚があります。
それと一緒に出血しています。
しこりの中に空気が入っていて、それがポンプのようになっていて、押すと空気が抜けるように思えました。
しこりが固くなった
最初のしこり、違和感を感じてから2週間ほどが経過していました。
この頃になると、出血や浸出液はナプキンに付着しない状況で、しこりを押しても、出血はあまりなくなりました。
しかしながら、しこりに触れると、固くなっていることが感じられました。
皮膚が盛りあがり、ぷっくらと固く盛り上がっている状態でした。
触った感覚からだけですが、明らかに最初気付いた時から比べて、大きく、固くなっているように感じます。
激しい痛みはありませんが、座っていてじっとしている時は痛みが無かったのですが、座っているだけの時も多少痛みも感じてきました。
通院の判断
通院は、3~4週間おきに来てくれればよいということになっておりました。
その周期にならうと、まだ通院しなくてもよいのですが、この状態では、もう診断を仰いだ方が良いと考えることができました。
放置しても、改善するものではありません。
内痔核を何年も放置していて、悪化させた経験から、何事も早め早めに行動しておけば良かったと痛感しています。
今回も、病院に行って、状況をドクターにお話して、判断を仰ごうかと思います。