シートン法のゴム締めをして、その後はそのまま日常生活を送っております。
肛門周囲膿瘍の手術と同時にゴムを通してから、一ヶ月と一週間ほど経過して初めて、そのゴムを締めつけました。
治療はこのゴムを締めることによって、肉が徐々に切れていき、最終的にはこのゴムが外れて完了となります。
ゴムを締める、ましてや肛門にゴムを通して、膿によってあけられた穴を経由して結んだゴムです。
生活にどのようなどのような影響があったのでしょうか?
ゴムを締めた直後の数日間
まず簡単に申しますと、ゴムを締めたことによる生活への影響はいっさいありませんでした。
強すぎず、弱すぎず、ゴムで締めつけているので、多少のピリピリ感はありましたが、通常の生活を送ることができていました。
まず、歩く、走る、座るといった基本的な動作をしても、何ら肛門には支障はありません。
次に入浴ですが、入浴も特に意識することなく、通常通りに入浴して、何ら差し支えありません。
そして、痔にとっては難関のトイレですが、ゴムを締めていても、普通に用をたすことができ、締めつけ感があるだけで、ゴムの有り無しでの違いはありません。
また分泌液も、ナプキンはしていましたが、朝つけたナプキンが、夜になった時に、うっすらと茶色の筋がついている程度にはなっていました。
ゴムを締めてから一週間後
ゴムを締めてからの一週間ですが、普通に会社に行き、普通に働くことができていました。
痛みはほぼなく、もちろん鎮痛剤を服用するようなこともありません。
出血は、排便時に一度だけ、ペーパーに1~2滴の血がつくことがありました。しかし、あてがっている整理用のナプキンに血がついていることや、もちろん内痔核の手術前のように、出血もありません。
また分泌液も、ほぼ無い状態になってきており、じりじりと締めつけられることによるピリピリ感以外、ゴムをつけていることすら意識しないようなレベルになってきました。
最後に患部の状態ですが、肛門から陰のうの間、デコボコして皮膚が固くなっていた部分が、柔らかくなり皮膚らしさを取り戻しております。
少し変わったかなと思うところが、ゴムを締めている部分の周辺が湿っているように感じるところです。
あとは、まだ一週間なので、しめつけて肉を切っているような感覚もありませんでした。
初めてのゴム締めから二週間したら、また通院の予定にはなっていましたので、あと二週間でどれほどの変化があるのか、また次の記事でご紹介します。
なおシートン法のイメージがつきにくい方は以下のサイトの閲覧をお願い致します。