整腸剤・軟便剤の服薬終了

痔の手術、入院してから、服薬していた薬がありました。

それは、手術後の肛門の創に対してケアするための薬ではありませんでした。

また、痛みを和らげるための鎮痛剤とも違います。

その薬は、軟便剤・整腸剤でした。



痔の手術後の回復は自然治癒力が決め手

なぜ、手術後には全く痔の創に対してケアする治療薬は無いのでしょうか。前述しましたが、内痔核手術後に処方されていた薬は、鎮痛剤と整腸剤・軟便剤だけでした。

これらは、肛門部の痔の手術痕の創に対して作用させるものではなく、痛みを抑えることと、排便をコントロールするための薬でした。

痔そのものは手術によって、すでに切除してしまっているので、痔の症状をやわらげる治療薬は不要となります。

そのため、内痔核の手術後の回復は、すべてが自然治癒力が大切です。自分自身の体が再生する力で創を治していく必要があります。

自然治癒力で回復していくためには

規則正しい排便

これは、肛門疾患にとって、状態を左右する最大の理由となります。

下痢、便秘は患部への負担や、治癒を遅らせます。

トイレでは時間をかけずに、スムースな排便を

これだけでも、肛門にかかる負担は激減します。

一番の最優先事項です。

規則正しい食生活・水分補給

次に、正しい排便のためには、その元となる食生活が大切です。

食事はすべての源です。

栄養補給をすることとともに、食物繊維も含めてバランスよい食事をとり、よい排便となることが重要です。

また入院中からいわれていましたが、水は「1日、1リットルから1.5リットルは飲むこと」

水分は体にとって非常な大切な要素です。

水分補給を怠らないことです。

十分な休養と睡眠

痔だけに限りませんが、十分な休養と、睡眠は体の再生を促します。

心身ともにリフレッシュすることが、免疫力も活性化して、さらに、創も癒し、治癒していく力を高めます。

睡眠と休養

私たちの体を癒し、安定へ導いてくれる大切な行為です

軟便剤・整腸剤

実は痔の手術後から一番、長く服用していたのがこの薬でした。

痔の手術後、通常の食事がとれるようになってから、毎食後に服用していました。

痔の手術直後はもちろん、退院してからも服用し続けて、手術後から約三ヶ月間服用していました。

実際、服用していてどのような効果があったのかといわれると、自分で実感していないだけなのかもしれませんが、際立った変化はなかったように思われます。

それでも、排便の状態が悪いこともなく、胃腸も問題がないことを考えると、服用していて良かったかと思います。

手術・入院したのが10月の初旬

そこから11月、12月のクリスマス近くまで、毎食後に服用していました。

約二ヶ月半経過したぐらいから、朝昼晩の三回服用していたのを、朝晩の二回服用にして、最後の薬が終わった時点で服用をやめました。

特に問題なく、その後も順調に過ごすことができたので、ちょうどよいタイミングだったと思います。



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